北上川カヤックダウンリバー-その2

先週に引き続き、今日もカヤックで北上川を下ってきました。今日も北上川の花巻エリアですが、先週とは違う場所で、より上流の区間を下ってきました!

北上川(花巻上流エリア)の様子

今回も目的は、花巻エリアでのカヤック初級者向け川下りコースの開拓と、現況の調査です。

スタートは大正橋より少し上流の河原から。ここも船着場なのか、係留柱のようなものが設置してありました。「船着場」と言っても、水深が浅い場所なので、実際船を出すのは難しそうですが・・。しかし、カヤックにとっては非常にスタートしやすいところです。

大正橋です。写真だとかなり遠くに見えますね。ここは左岸側が本流になっていますが、ちょうど橋の下あたりには大岩があったり、橋の少し下流には鉄柱(古い橋脚?)が出ていたりするので、注意して下りましょう。

大正橋を通過して下っていくと、飛行機の音が聞こえてきました。上を見ると、飛行機の大きな姿が見えました。(写真だと小さく見えますね。)この近くには花巻空港があるので、そこへ着陸する飛行機が降りてくるところです。ちょうど北上川に沿うようにして飛行機は高度を下げてくるので、背後から頭上を越えて降りて行く様子を見ることができます。

程なくして、石鳥谷中央橋が見えてきました。この辺は割と水深が浅くなっています。橋を過ぎると左岸に河原が見えてきます。橋の左岸側を下って行くと、河原の手前で流れが右岸方向へと変わりますので、気をつけてください。そして、右岸側への流れに流されて行くと、右岸岸よりには木の杭が間隔を空けて立っています。

これは、川岸が削られることを防ぐために設置されたものだと思いますが、当然、川の流れはこの水制に向かっていますので、のんびり川に流されて行くと、ここに引っかかってしまいます。消波ブロック(テトラポットのようなもの)よりも目立たないので、ちゃんと見ていないと危ないですね。

ちなみに、この対岸(左岸側)の河原はかなり広いので、上陸して休憩するには良いポイントだと思います。

次に見えてきた橋が井戸向橋です。井戸向橋を通過した右岸にも広めの河原が出てきます。そして、この井戸向橋あたりからは、水深が浅いため、ザラ瀬のようになっています。

 

井戸向橋からしばらく進んで、右岸側の中洲と岸の間の流れ込みに入ったところが今日のゴールです。

写真にはありませんでしたが、途中に幾つかワンドがあり、そこに寄ったこともあって、今日は約90分程度かかりました。寄り道しなければ、約1時間くらいで下ってこれるかな?今日のルートもツアーコースとしてなかなか良さそうです。

鮭の遡上について

ところで、今日、川を下る準備をしていたら、犬を連れたおじさんがやってきて、「これから下るの?いい時に来たね!」とおっしゃいました。なぜだろう、と思っていたら、「もう鮭が上がってきているよ」「海が暖かいから、いつもよりも少し遅いけどね」と教えてくださいました。実はこの方、鮭を卵から孵して放流しているとのこと。それでよくご存知だったのですね。

残念ながら今日は、ワンドなどに寄っても鮭の姿を確認することはできませんでしたが、もうしばらくすると、漕ぎながら鮭を見ることもできるかもしれませんね!

ウェアリングについて-その2

先週のブログで、ウェアのことについて書きました。その時は、「これからの時期は、ウェットスーツを着用したい」と書きましたが、今日はドライスーツで下ってきました。日差しもあまりなかったですし、気温も20度を下回るくらいだったので、「ウェットでも寒いかな〜」と思ったからです。今日はドライスーツを着て漕いでいても、ほとんど汗もかかないくらいだったので、ドライで正解だったかなと思います。

ドライスーツだと漕いだ後の着替えも楽ですし、万が一チンしたとしても、頭や手(ソックスのないモノは足も)以外の部分は濡れないので、寒さにも強いです。高価ですが、これから寒くなっても漕ぎたい人には必須アイテムですね!