姫神山の城内コースはお花がいっぱい
姫神山登山の下見
北東北にも梅雨明け宣言の出た7/20に、姫神山に行ってきました。来月に保育園の子ども達と登る予定なので、その下見です。
城内コースから登って、一本杉コースを下るルートで登ってきました。
姫神山城内コース
城内コースは、姫神山に4つある登山ルートの中で最も距離が長い(数百mの違いですが)コースです。他のコースよりも緩やかに登っていくのが特徴です。(途中に何箇所か急な坂はあります。)
歩き始めるとアブをはじめとした虫たちの洗礼を浴びました・・。この日は暑かったので少しでも涼しい格好で、と思い、タイツの上に短パンのイマドキのウエアリングでしたが、アブたちはタイツの上からでも構わずに噛んでくるので厄介ですね。
しかし、この日はとても暑く、熱中症指数は「厳重警戒」だったのが、城内コースの林に入ると「警戒」まで下がるほど涼しかったのと、コース脇に咲く花々が気持ちを軽くしてくれました。
城内コースで見つけたお花たち
城内コースの様子
ルートには、いくつか倒木もありました。倒木の様子から、少し時間が経っているように見えたので、昨冬に倒れたものでしょうか。歩くのには特に問題はありません。
たたら岩を過ぎて、城内コース唯一の水場、清水社の湧き水で顔や腕の汗を流します。林内は涼しいといっても、やはりこの暑さですから汗でベタベタです。冷たい水で洗うととても気持ちが良いですね。
清水社を過ぎると、城内ルートで一番の急登にさしかかります。以前はただの急な坂だったのですが、近年整備がされて、階段状の足場が作られて、滑りにくくなっています。
さらに、数年前には迂回路が整備され、直線の急な登りと、つづら折れの道を選べるようになりました。しっかりと整備をしてくださる方々に感謝ですね。
急登を登りきると、「小姫神」の看板があります。登山口から山頂までの、ちょうど中間くらいです。
城内コースの奇岩たち
城内コースには、「水石」「笠石」といった奇岩があります。これらは昔、姫神山が信仰の対象だった時には、神様として祀られていたそうです。
笠石までくれば、山頂まではもう一息ですね。
山頂直前は岩場
笠石を過ぎてしばらく登ると、またもや分岐に出ます。
真っ直ぐ登っていくと岩場をガシガシ登っていくコース、そして右に曲がると大きな岩場を過ぎたあたりで合流します。今回は、右に曲がる迂回路から登りました。
迂回路から直登ルートとの合流地点では、パッと景色が開けます。
さらにしばらく進むと、今度は一本杉コースとの合流点に出ます。(一本杉コースは頂上手前で分岐していて、岩場ルートと合流します。)
この辺りでは、景色に目を取られてしまいがちですが、地面にはウスユキソウなども咲いていますので、機会があれば探してみてください。
展望ひらける姫神山の山頂
ようやく、山頂に到着です。
姫神山の山頂はほぼ360℃の展望が開けており、眼前には岩手山の姿が・・・見えるのですが、この日は霞んでいてまるで景色は見えませんでした。
山頂には手に持てる看板が今年から置いてありますので、これを持って写真撮影ができますね。
せっかくなので、私も撮ってみました(笑)
姫神山一本杉コース
下りは一本杉コースです。先ほども書いたように、一本杉コースの最上部は岩場ルートと土場ルートがありますが、土場ルートを下りました。
一本杉コースは姫神山登山のメインルートですが、この日は出発が遅かったこともあり、誰ともすれ違いませんでした。
コース脇のお花もいくつかありましたが、城内コースほどにはなく、黙々と下っていきます。滑りやすいところもありますので、慣れない方は気をつけてください。
しばらく下っていくと大きな岩が現れます。さらにもう少し下ると8合目です。どちらも広くなっていて、休憩するには良いポイントです。
長く続く階段
8合目を過ぎると、一箇所短い梯子があり、その先には階段が出てきます。
階段は歩幅が制限されるので、苦手な方もいらっしゃると思いますが、どうしてもたくさん人が歩くと道が荒れてきます。また、地面が濡れていたりするととても滑りやすいので、階段を避けて歩くのではなく、なるべく階段を歩いて下さいね。
階段が苦手な方は、一段を無理にでも2歩、3歩ずつで歩くと、足に負担なく階段を上り下りすることができますよ。
5合目はとても開けたところです。座れるように丸太などもありますので、ここで一休みしていきましょう。
5合目を過ぎると、通称「ザンゲ坂」が待っています。やはり階段が整備されていますが、長く、急な坂道です。慌てず、一歩一歩下ってください。
姫神山の一本杉
ザンゲ坂を過ぎてしばらく歩くと、コース名にもなっている一本杉が見えてきます。
杉林の中でひときわ太い杉の木が一本杉です。看板もあって、近くまで行けるようになっていますよ。
一本杉を過ぎると、ゴールまではもう直ぐです。
林の中を抜け、視界が開けたら直ぐ先が一本杉の登山口になります。
お疲れ様でした!
番外編:カモシカ現る
下山後、車で山から下りている途中で、前方を4本足の動物が横切りました。「最近増えているニホンジカかな?」と思ってみたら、なんとカモシカでした。